倉敷意匠
Classiky 印判手 八角五寸皿 93404 NH069
印判手 八角五寸皿
「印判手」は、「型紙摺り(ステンシルの技法)」や「銅版転写」など印刷による絵付けのことで、専門の絵付け職人を持たずとも、手工業的大量生産を可能とし、明治時代以降に急速に発達した技術です。
これによって、絵付け磁器のうつわが日本全国に流通し、庶民の食生活スタイルが大きな変貌を遂げることになりました。
印刷による絵付けと言っても、当時のこの手法には、絵柄にカスレやにじみ・色抜け・色ムラなど多くの欠点が生じやすく、近年では限られた数件でしか行なわれない技術となってしまいました。
しかしながら、うつわ好きの中には、その欠点こそが味わいとも言え、それが魅力と考える人々もいて、もちろん倉敷意匠もその人々と同類です。
完璧な仕上がりを望むお客様には向くものではありませんが、やっぱりこの技法でうつわを作りたいと思うのです。
VARIATION
- こちらは、直径約15cm(画像左側)のお皿のページです -
93404-01 波兎
93404-02 梅に鶯
93404-03 鹿
商品仕様(共通)直径約 15×h3.5cm porcelain
ご注意ください
※この商品の印刷手法である印判手の銅版転写法は、呉須(ゴス)と呼ばれる顔料で和紙に印刷した転写紙から、絵柄を素焼き生地に移し取るものです。
銅版転写による印判手の皿には、手作業から生まれる絵柄のカスレや切れ・にじみ・色抜け・色ムラといった多くの欠点が見られます。お皿一枚一枚に個体差はありますが、なにかしらのこうした要素は必ず含んでいるとお考えください。
そういう意味で印判手皿は、完璧な仕上がりをお好みのお客様に向くものではありません。
しかしながら、ある種特定のお好みを持つお客様にとっては、その欠点さえもが愛おしく、魅力に思えてしまうような、唯一無二なうつわとも言えるものなのです。
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