カキモリ
kakimori 顔料インク - アルミニウムボトルキャップ
使い続けられ、いつしか古びていく。カキモリが作りたいのは、書く人にいつまでも寄り添えるそんな道具です。ともに書いてきた時間が表情の一部となり、自分だけの仕様になっていく。シンプルだけれど、どこかたのしさや愛おしさがあるガラスのインクボトルが出来上がりました。書くときに少しもストレスを感じさせない。たのしく書く始まりにふさわしいインクボトルです。
素材の特徴
キャップを変えると、まるでインテリアのような佇まいのインク瓶。家具や部屋の雰囲気に合わせてキャップを付け替えられます。
ひとつずつ丁寧に研磨することで、金属でありながら柔らかい印象。機械では表現できない、手作業ならではの仕上がりです。
山桜、アルミニウム、藍染、漆。さまざまな種類のペンレストやペン軸をご用意しています。同じ素材で揃えたり、異なる組み合わせにしてみたり。装いをお楽しみいただけます。
色のコンセプト
色と言葉で遊んだカキモリのオリジナルインクたち。 ぽたりぽたりとおしゃべりしているかのようにたのしい色の世界をおたのしみください。
01.ぽっ
きっと、心のどこかにしまっていた色。触れたくても触れられなかったあの子の、赤く染まった頬の色
02.とろり
あったかいオムレツにサッとナイフを入れた瞬間のような、わくわくした気持ちをいつでも味わえる色
03.ととと
とっておきのロゼワインは、色も、グラスに注ぐ音もご馳走のうち。記念日のメッセージや、日常の彩りに
04.からり
どこまでも晴れ渡った空のように、すがすがしく。この青が手元にあればきっと、心に晴れ間がのぞきます
05.くるん
植物のつるの先がくるんと巻いて、なにかをつかもうとしています。落ち着きのなかに生命力がみなぎる緑
06.とっぷり
とっぷり暮れた夜の空、目をこらせば星が見えるかもしれません。一日を振り返りたくなる、穏やかな色。
07.そよ
うんと昔、奈良時代の人たちも大好きだった言葉『そよ』。心にもそよ風が渡るような、軽やかな風の色
08.ざぶん
波の音が聴こえてきそうな海の色。濃く青く、紙の上を走りながら、大切な思い出を呼び覚ましてくれます
09.むくり
冬眠していた熊が目を覚まし、まず目にするのは、肌に馴染んだ赤土の色。新しい季節の訪れを知らせる色
10.ことん
聴こえてくるのは、インクの瓶を置く小さな音だけ。そんな夜のしじま、心穏やかにペンを走らせたいときに
インクの特徴
・ターナー色彩と共同開発し、少しずつ改良し続けてきた顔料インク。色を混ぜられて、詰まりづらく、にじみにくいのが特徴です。
・日常的に使って数年で使い切れる程よい35mlの容量。
・耐光性と耐水性に優れ、雨でもにじまない。書いた言葉がずっと残ります。
・洗浄液を用いることで、乾いて固まってしまってもペン先を洗浄できます。
仕様
品名 Pigment ink - アルミニウムボトルキャップ
サイズ H48 x Ø58mm
容量 35ml
重量 124g
素材 キャップ:アルミニウム、瓶:ガラス、パッキン:ポリエチレン
デザイン 小泉誠
製造(人) 瓶:株式会社山村製壜所、キャップ:株式会社ALLOY、インク:ターナー色彩株式会社
製造(国) 日本
ぽたりと垂らしたガラスの液体が、雫のまま自然と固まったような造形。インクを注ぐと、雫のガラスと一体となって溶け合うようなデザインです。重心がしっかりしているので倒れにくいのもポイント。
乾くと水ににじみにくく、光に当たっても色あせにくいカキモリの顔料インク。大切なお手紙の宛名書き、長く残しておきたい文書に使っていただくため、こだわり抜いて開発しました。
繊細なペン先がぶつかりにくい20mmの口径。8°に傾けることにより、ペン先が入れやすいよう工夫しました。底が浅いのでペン軸を汚しにくく、コンバーターでも直接吸い切れます。
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使用上のご注意
・破損の恐れがあるため、キャップを締める際は力を入れすぎないようご注意ください。
・アルミニウムのサビの発生を防ぐため、アルミ部分が濡れた場合は必ず水分を拭き取ってください。
・本製品は万年筆用顔料インクです。
・ご使用前に瓶をよく振ってください。
・インクを誤飲した場合は水を飲ませる等を、目などに入った場合は水で洗い流すなどの処置を行った上、医師に相談してください。
・高温多湿、日光の当たる場所は避けて保管してください。
・ペン先でインクが固まると掠れて書けなくなる場合があります。乾燥しないように、こまめにご利用ください。